村長あいさつ

　令和3年4月13日に、私が村長に就任いたしましてから、早いもので3年が経過し、任期は、残すところ1年となりました。
 
「未来へ挑戦する東通村へ」
　村長就任以来、自らが掲げたスローガンの下、初登庁の日の感激を胸に、初心を忘れることなく、常に住民の皆様の視点・目線で職務を遂行してまいりました。
私の政治理念である、村民主体の行政運営を実現すべく、集落に出向き、村民の皆様の声に耳を傾け、声を拾い、対話するため、昨年度も、里地区を加えて全集落で開催した「東通円卓会議」に加え、「農業者円卓会議」、「漁師円卓会議」を開催し、直接意見を伺うことにより、それぞれの集落、地域そして幅広い年齢や職業に従事する皆様が抱えている、問題や課題について、これまで以上に詳細に伺うことが叶い、昨今の燃料をはじめとした物価高騰の中、生業の継続にご苦労されている現実は、想像を超えるものでした。
　また、小学生円卓会議や中学生議会では、子ども達が、学校生活だけではなく、地域に対する思いや考え、村の将来等について、しっかりとした意見を持ち、自分たちが考える東通村の未来、将来の姿を楽しそうに話してくれました。村内の事業所や企業に勤務する若者や、大学生、高校生そして中学生が実行委員として参加し、企画・運営する住民参加型イベントは、その内容等が年々充実しており、だれでも参加でき、参加した人々や多くの住民が楽しめるイベントとして、ますます定着していくと期待しております。

　引き続き、人々の暮らしに密着した政策を、主体的に実施し、子供からお年寄りまで、健常者も障がい者も、みんなが参加して、多様性のある村づくりを進めることを理念に、未来をつくる「ひとづくり」、未来を牽引する「しごとづくり」を推進し、ひとりひとりに寄り添う「くらしづくり」、村民のいのちを守る「むらづくり」を実現し、原子力との共生のあるべき姿「東通モデル」を構築すること、そして何より「村民主体の行政運営」を、強力に推し進めて参ります。
　常に住民の立場、相手の立場で考え仕事と向き合い、最善を尽くす所存でありますので、宜しくお願いいたします。